コラム

2017.02.12

衣服の消臭性能の必要性

蛋白質の分解で発生する悪臭について

蛋白質を構成する成分はアミノ酸がアミド結合、いわゆるペプチド結合によって相互に結合した高分子含窒素化合物です化学式で示しますとRCH(NH2)COOHで表します。
卵白、乳汁、血液、羊毛など生体構成物質は、外観は非常に異なりますが元素組成はほとんど同じ(炭素50~55%、水素6~7%、酸素25~30%、窒素12~19%)であることが認められています。
また生産する場所によって動物蛋白質、植物蛋白質に大別されています。この蛋白質が分解することにより悪臭が発生します。 蛋白質の成分であるアミノ酸は酸化的に分解されてケト酸とアンモニアに分解します。

悪臭アンモニアの発生…あるバクテリアはアミノ酸を分解せしめてアミンを生成します。
悪臭アミンの発生…このように蛋白質からは分解によりアンモニアとアミンの悪臭を発生させます。

衣服に悪臭が付着します。
衣服は匂いを良く吸着する性質があります。
アンモニアの濃度300ppmではその76%ものアンモニアを吸着します。そうするとこの衣服からはアンモニアのいやな悪臭がします。また人間が寝ているときに人間の体内から発生する分解物が衣服によく吸着されて悪臭の原因を作っています。 
以上のことからその悪臭を防止するために衣服に消臭加工をすることをお勧めします。



衣服に消臭加工をすればなぜ悪臭がとれるのか?

  • 衣服に消臭加工をしますとその末端に-COOH(カルボキシル基)が結合されます。このカルボキシル基と悪臭のアンモニアとアミンが中和反応をして匂いを消してしまいます。
  • 衣服だけですと匂いを吸着して保存するだけですが、消臭加工をした衣服は、述べた通り化学吸着(中和反応)してその匂いを無くしてしまいます。
  • 未加工衣服と消臭衣服を混合して使用しますと悪臭は消臭加工をした衣服のほうに先に吸着して悪臭を防止します。

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